遊廓社会研究会(第三次遊廓科研)
「一次史料に基づく近世~近代日本の「遊廓社会」に関する総合的研究」
共催:大阪歴史科学協議会

2021年度 第2回 遊廓社会研究会

近代公娼制度の実像に迫る―貸座敷経営者の一次史料から―

 今回は、大阪歴史科学協議会10月例会との共催での企画です。昨年から本年にかけて問題となったJ.M.ラムザイヤーによる近代公娼制度や日本軍「慰安婦」に関する所説への根底的批判も念頭に現在、準備が進んでいる、歴史科学協議会(全国)の第55回大会・第2日目の関連企画でもあります。
 近代公娼制度下の娼妓は、前借金(ぜんしゃくきん)に縛られて長期にわたり貸座敷(妓楼)に隷属し、性を売らされました。前借金の返済がいかに困難であったかついては、廃娼運動家の記録や当時の社会調査で報告され、先行研究でも言及されています。しかし、前借金の精算方法の具体的実態を一次史料にもとづいて明らかにした研究はほとんどありません。また、前借金の精算方法は、時期や地域によっても異なるため、各時代・各地域の事例の蓄積も必要です。
 本例会では、人見佐知子氏(近畿大学)が、奈良県大和郡山市洞泉寺遊廓の一次史料を用いて、おもに1920~30年代における娼妓の前借金精算と廃業の実態に迫ります。1920年代は、内務省が「公娼制度改革」を実施した時期でもありますが、報告では、これに伴う前借金制度の「改善」が、娼妓に新たな抑圧をもたらした事実も明らかになるでしょう。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

     日 時 2021年10月3日(日) 13:30~16:30
     報 告 人見佐知子氏(日本近代史)
        「娼妓の前借金返済はなぜ困難だったのか― 一次史料にみる娼妓と近代公娼制度 ―」
     場 所 Zoomでの開催

*今回の企画は、大阪歴史科学協議会との共催、歴史科学協議会(全国)第55回大会(12月4・5日)第2日目「性売買・性暴力と国家・地域・個人」の関連企画です。
*参加ご希望の方は、各自、下記の要領でお申し込みください。
 (大阪歴科協と共催のためそちらで事前登録

①参加申し込みフォームhttps://forms.gle/Ss7LyxJL79tMnaqW9、大阪歴史科学協議会ホームページに掲載)

②大阪歴史科学協議会のメールアドレス(osaka_rekkakyo@yahoo.co.jp)に、必要な情報(氏名・メールアドレス・会員かどうか・ご所属)を添えてEメールでお申し込み下さい。
折り返し、ZoomのURL等と報告レジュメをお届けします(ご提供いただいた個人情報は例会終了後、破棄します)。

 

連絡・問い合わせ先
遊廓科研(遊廓社会研究会)
佐賀朝(代表、大阪市立大学)E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp
佐藤敦子(研究補佐) E-mail:satotakabatake@yahoo.co.jp