大分県
詳細情報
名称 | PDF形式 |
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触・布達類年表 | DL (103 KB) |
遊廓関連文献・論文リスト | DL (85 KB) |
史料所在情報 | DL (88 KB) |
主要資料
資料名 | データ |
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主要史料 | DL (392 KB) |
大分県の遊廓は、近世には港を有する温泉場の別府・浜脇と、風待ち港の下ノ江・佐賀関などからなった。ほかに生石村の生石浜(後の大分港近く)では神事の際に立つ七筋もの小屋掛けからなる市「浜の市」で遊女屋・芸子屋が許可されていた(大坂・別府・浜脇などから出店)。近代の公認遊廓は上記の別府・浜脇・下ノ江・佐賀関に生石浜近くへ新設されたかんたん遊廓を加えたものである。明治前期、温泉場では温泉宿業者が遊女・芸子を抱えて営業した。のち貸席と呼ばれる貸座敷業者が確立し組合もつくられる。明治後期から大正・昭和初期にかけては温泉場の拡大と連動的に業者は増加の一途をたどり、娼妓以外にも芸者・酌婦・やとななど様々な業態が集積した。港の遊所は近代以降、航路の変化に伴っておおむね衰微した。
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